欧文作品名読み者原作備考年掲載誌:

Osomatsu-kun

Osomatsu-kun
おそまつくん
赤塚 不二夫
AKATSUKA Fujio
週刊少年サンデー
WeeklyShonen Sunday
ギャグ漫画の世界を大きく広げた圧倒的面白さは20世紀の事件。
The overwhelming humor that greatly expanded the world of gag manga was a landmark event of the 20th century.
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このマンガのレビュー

赤塚不二夫「おそ松くん」と言えば、同じ顔ぶれの松野家の六つ子と「シェー!」のポーズでおなじみのイヤミ、わんぱくで生意気なチビ太といったインパクトのあるキャラクターが特徴のギャグマンガだ。「おそ松くん」は『週刊少年サンデー』における週刊サイクルのスラップスティックな笑いで、マンガにおける「笑い」のスピードを加速させた。そして現在で言うところの「ブレーンストーミング」によるアイデア会議から生み出される、速射砲のような大量のギャグと突飛なキャラクターは、それ以前のユーモアマンガを古いものにしてしまったのだった。さらに「おそ松くん」の月イチ連載時代には、チャップリンの「街の灯」の翻案など映画を元にしたストーリー重視の回も多数あり、作品内での作風にも幅があって楽しめる。平成初期には再アニメ化による原作リメイクもあり、古典作品としての再評価もなされた。
しかしそれでは終わらず、2015年には女性向けスピンオフのアニメ「おそ松さん」としてまさかの大ヒットを収めた。赤塚作品の、特にキャラクターの持つポテンシャルの高さの証明と言えるだろう。赤塚ギャグの原点にして、いまだに世間を驚かせる「おそ松くん」は、まだまだ注目コンテンツなのである。

IKEGAWA Yoshihiro

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