がきデカ Gakideka

Gakideka
がきでか
週刊少年チャンピオン
WeeklyShonen Champion
主人公の破壊的な行動が「眉を顰めながらもひきつけられる」危うい世界を生み出す。少年誌とは思えない強烈な作品。
The protagonist's destructive actions create a dangerously captivating world that draws readers in, even as they raise an eyebrow. A powerful work that feels far from typical for a boys' magazine.
manga?genre=cm101&page=1&sort=pubDateDesc&title=%E3%81%8C%E3%81%8D%E3%83%87%E3%82%AB&author=%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%B2%E3%81%93
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このマンガのレビュー
現在還暦前後で日本で小中学生時代を過ごした男性なら、「がきデカ」を知らない人はほとんどいないだろう。
1974〜80年少年チャンピオンで連載、単行本も累計3000万部。ドカベン、ブラックジャック、マカロニほうれん荘などと共にチャンピオンがジャンプを一時上回った全盛期を牽引した作品。
「死刑!」「アフリカ象が好き!」「八丈島のキョン」などの流行語や決めポーズで記憶している方も多いだろう。
オチンチンの露出や肉感的な女性の描写などお下劣ネタ満載で有害図書扱いもされていたが、実は家族愛や心温まるエピソードも時折見られるのは後年のクレヨンしんちゃん同様か。
種田山頭火の句で終わる最終回も印象的。続編?の大人になった「中春こまわりくん」も傑作。この作者が「がきデカ」の前に「光る風」というシリアスでダークな作品を描いていたことも趣深い昭和を彩る傑作漫画。