イガグリくん Igaguri: Young Judo Master
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Igaguri: Young Judo Master
いがぐりくん
福井 英一(原案)
少年少女冒險王
福井 英一:1952年3月号 - 1954年8月号
正々堂々スポコン漫画の草分け
A pioneering work of straightforward and honorable sports manga.
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このマンガのレビュー
戦後間もなく漫画雑誌が復活し子供たちは冒険活劇や西部劇などの漫画に一喜一憂していた時代である。その時代は敗戦後アメリカの統治下に置かれ日本の伝統的な武道は再び戦争につながると禁止されていた。
1951年ワシントン講和条約が締結され、武道が解禁されたその翌年に福井英一は当時絶大な人気を誇っていた手塚治虫に対抗するためにストーリー漫画を研究し、編集者とともに企画を練り上げ秋田書店の冒険王で柔道マンガ「イガグリくん」を連載開始する。
主人公は当時の日本人らしいがっしり胴長の体型で、正義感が強い熱血漢であった。
戦後の子供達にとって柔道・剣道というのは未知のものであったが、爆発的な人気となって、翌53年には掲載誌である冒険王は50万部を発行して少年誌で一番の発行部数となった。
後にブームとなるスポ根マンガの先駆けとなった。主人公の伊賀谷栗助(通称イガグリくん)はドカベンの初期の頃、柔道大会の審判として登場している。