キャー!先生 Kya Sensei!

Kya Sensei!
きゃー!せんせい
りぼん
Ribon
少女が大人になっていく過程のみずみずしい気持ちをリアルに描いた名作。
A masterpiece that realistically portrays the fresh feelings of a young girl as she grows into adulthood.
manga?genre=cm101&page=1&sort=pubDateDesc&title=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%BC!%E5%85%88%E7%94%9F&author=%E3%82%82%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%98%E3%82%85%E3%82%93
このマンガのレビュー
おっちょこちょいでとびきり活発な麻子先生は、2年A組にやってきた早々、生徒もまわりの先生もにぎやかに巻き込んでいきます。生徒はキャー!先生!と驚かされたり、応援したりと大忙し。どたばたコメディ調のアップテンポな楽しさ、そしてそこに差し込まれるのが、広島の被爆者2世としての麻子の姿です。思春期の生徒たちの悩み、自分自身の恋愛問題に、ミニスカートで走り回りながら元気いっぱいに向き合い、パチンコも花札もやっちゃういきいきとした麻子先生の明るさ、破天荒さは格別で、頼もしい魅力にあふれています。けれど、自身の体調のこと、被爆の影響が何度も何度も、ふとした折に顔を出すのです。この作品が描かれたのは、1970年、終戦から25年の頃。戦後から高度経済成長への流れの中で、原爆のもたらした結果に翻弄される苦しさがあること、しかしそれは日々の生活とかけ離れたものでなく、朗らかな日常に織り編まれているものとして描きあげた力強さを感じます。これからの時代も折々にいまの時代、考え方と合わせて読んでいきたい。