ダメおやじ No-Good Father

No-Good Father
ダメおやじ
週刊少年サンデー
WeeklyShonen Sunday
よたろうやダメ夫からついにダメおやじが主役に。読者の年齢層がそれだけ広がってきたという証
From Yotarou and the hapless boy, the “useless dad” finally takes center stage. A testament to the expanding age range of manga readers.
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このマンガのレビュー
1970年に週刊少年サンデーを牽引した作品。
当初は全8回の短期連載のはずが、大人気で1970年から82年までの12年にも及ぶ長期連載作品となった。
おそらく多くの方にとっては、ダメなオッさんが奥さんのオニババと娘(雪子、オニババに似ず美人)と息子(タコ坊、ダメおやじにやや似ている)にひたすらイジメられる悲惨なストーリーと認識してることと思うが、実は本作は後半より全くテイストの違う作品となる。
ひょんなきっかけからダメおやじがとある企業の社長となり、ビジネスも苦労をしつつも大成功、オニババもいつの間にかダメおやじを思いやる良妻となり、たくさんの友人もできて趣味も色々楽しむ、ある意味男性中年の夢を体現するような人生となり、最終回も実に感動的。
筆者にとっては、今や覚えている人も少ないアニメ「ダメおやじ」のエンディング曲「ダメおやじ愛のテーマ」が懐かしい。この時代のエンディングに少なくない、哀愁を深く帯びた心に染みる名曲。