欧文作品名読み者原作備考年掲載誌:

Detective boy Shadowman

Detective boy Shadowman
めいたんていかげまん
山根 青鬼
YAMANE Aooni
小学二年生-四年生 / コロコロコミック
Study Magazine for grade second,Study Magazine for grade third,Study Magazine for grade fourth ,Korokoro Comic
少年探偵カゲマンとその影シャドーマンがコンビを組んで敵と戦う学年誌のヒット作。男の子の永遠の夢の形。
A hit in school yearbook magazines, in which boy detective Kageman and his shadow Shadowman team up to fight the enemy. A boy's eternal dream form.
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このマンガのレビュー

主人公の少年探偵カゲマン(本名は影万太郎)が自分の影から現れるシャドーマンと共に、ライバルで変装の名人でもある怪人19面相や悪者が引き起こす事件を解決していくギャグ漫画。
光ある所に影あり。光が無いと影(シャドーマン)が登場する事が出来ないと言う設定には哲学を感じたが、そこはギャグ漫画!懐中電灯で照らすと現れたり、しかし電池切れなどでピンチになったり、それならば次の手を!と子供達をハラハラさせた。
また各話での発想が破天荒で愉快痛快、例えばお金を盗むシーンでは造幣局の建物ごと盗んだり、シャドーマンで言えば飛行機になったり、車になったり、新幹線になったり、次の展開が予想が出来ず飽きない。
こんなにも色々な展開を考えられるなぁとワクワクさせられる。そんな大胆な悪者も間抜けで憎めず、カゲマンとのやり取りにはホッコリさせられる。
ギャングが電車を乗っ取った事件では、「はじめからのっとるつもりじゃなかったのだ。いちど車しょうになりたかったのよ。」と泣く彼らを「今度だけゆるして、ゆめをかなえてやろう。」などと言って一緒に紐を使って電車ごっこをするのだ。
1970年代から80年代の時事ネタもふんだんに使われており、当時のアイドルやCMを思わせる人物や内容もたくさん登場し世相を感じさせるので時代を知る人には懐かしく、しかし絵は古さを感じさせず初めて読むと言う方にも楽しめるのではないだろうか。

KISHIDA Taka

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