欧文作品名読み者原作備考年掲載誌:

The Gutsy Frog

The Gutsy Frog
どこんじょうがえる
吉沢 やすみ
YOSHIZAWA Yasumi
週刊少年ジャンプ
Weekly Shonen Jump
「根性」という言葉が流行った高度成長期ならではの、時代を反映させたヒット作品。Tシャツの中でカエルが生きていると言うとんでもない発想が今も通用していると言う痛快さ。
A hit work that perfectly reflects the high-growth era when the word “guts” was in vogue. The outrageous idea of a frog living inside a T-shirt remains just as thrilling and relevant today.
manga?genre=cm101&page=1&sort=pubDateDesc&title=%E3%81%A9%E6%A0%B9%E6%80%A7%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB&author=%E5%90%89%E6%B2%A2%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%BF
%E3%81%A9%E6%A0%B9%E6%80%A7%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB-tsd04gze0

このマンガのレビュー

中学生のひろしと、彼のシャツにカエルが張り付いた“平面ガエル”の「ピョン吉」と一緒に生活することなるという奇想天外な場面から始まる昭和の国民的ヒット作。頭に大きなサングラスを乗せたひろしと、大きな目のピョン吉のキャラクターデザインは今見てもキャッチー。それでいて強制的に1人と1匹がバディとして行動することになる“平面ガエル”の発明。「週刊少年ジャンプ」での連載で見た当時の少年たちは、この新鮮さをもって描かれるドタバタ劇に心掴まれたことだろう。
アニメ化され、キャラクターが製品のCMでも起用され、大人気漫画家として地位を確立した吉沢やすみ。デビュー作の快調な滑り出しの影で、本人も家族も壮絶な状況になっていたことが、彼の娘であり同じく漫画家の大月悠祐子が描いた『ど根性ガエルの娘』で明かされている。どこまでも底抜けに明るい『ど根性ガエル』と、どこまでも胸を衝く『ど根性ガエルの娘』の両方を読むことをおすすめしたい。

KAWAMATA Ayaka

Leave a Comment

Your email address will not be published. After review by the administration, comments that violate public order and morals or contain defamatory content will not be published.