ドカベン Dokaben
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Dokaben
どかべん
週刊少年チャンピオン
WeeklyShonen Champion
天才ヒーローが勝つ野球漫画からキャラクターたちの群像を通してチームプレーがドラマになると言う新しいスポーツ漫画の形を示した。
It showcased a new type of sports manga, shifting from a genius hero winning in a baseball story to emphasizing team play as a drama through the ensemble of characters.
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このマンガのレビュー
この作品は野球漫画であるが、スポ根ものとは一線を画している。当初は柔道漫画でスタートしたが、7巻目で野球漫画に方向転換をする。元々野球漫画を企画したもののライバル誌で「男どアホウ甲子園」を連載していたため控えたそうである。
その中学柔道の大会では「イガグリくん」の主人公伊賀屋栗助を登場させ、主人公のドカベンも野球選手らしくないがっしり体型であることも福井英一の影響もあったのであろう。野球のルールを緻密にストーリーに組み込むことで野球の面白さを伝えることで、登場人物それぞれの背景をドラマとしてリアルに描き上げ、他のスポ根ものに出てくる魔球や超人的・非現実的な要素とは違うリアルな野球の描写を盛り込んだことが当時としては斬新なものであった。
ファンタジーの世界に行きがちなマンガの世界で、キャラクターのリアルなドラマは男性ファンばかりでなく、女性ファンを増やすことになったのであろう。
野球漫画の金字塔として、未来に残していきたい作品である。