レビュアー紹介 Reviewers
安東 嵩史ANDO Takafumi
出版社勤務ののち独立。「移動と境界から表現と社会を考える」
出版に関しては自社にて美術書レーベル「TISSUE PAPERS」を主宰し、
家島 明彦IESHIMA Akihiko
マンガ心理学者
大阪大学キャリアセンター副センター長/准教授。専門は心理学と教育学。大学教員や研究者の顔に加えて、公認心理師(国家資格)、認定心理士(日本心理学会認定資格)、キャリア・カウンセラー(日本キャリア教育学会認定資格)など様々な資格を持ち、さらに島根県ふるさと親善大使「遣島使」、松江観光大使、俳優(東映俳優養成所)など様々な肩書を持つ。3児の父。日本マンガ学会会員。
池川 佳宏IKEGAWA Yoshihiro
熊本大学 准教授
熊本大学の教員をしながら、文学部附属国際マンガ学教育研究センターの実務を担当しています。展示やイベント企画を立てたり製品開発して実用新案を取得したりしつつ、不慣れな教員稼業もがんばっております。
石井 茜ISHII Akane
北九州市漫画ミュージアム学芸員
福岡県出身、山口大学卒業。2012年に北九州市漫画ミュージアムに入職し、展覧会の企画・運営、収蔵品のアーカイブ作業や北九州ゆかり作家の調査・研究活動などに従事。2024年より、読売新聞東京版のマンガ書評コラム「本よみうり堂 いちおし!」を担当。
稲垣 高広INAGAKI Takahiro
マンガ研究家・愛好家
1968年、愛知県に生まれる。2004年からブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」を運営中。著書に『藤子不二雄Ⓐファンはここにいる』全2巻(社会評論社)などがある。『Pen+ マンガの神様 手塚治虫の仕事。』 (CCCメディアハウス) 、『映画ドラえもん超全集』(小学館)、『まんが道大解剖』(三栄書房)、『完全解析! 石ノ森章太郎』(宝島社)などに執筆者として参加している。
江上 英樹EGAMI Hideki
マンガ編集者
1958年、神奈川県生まれ。マンガ編集者。小学館入社後、『ビッグコミックスピリッツ』など青年誌の編集を担当。2000年に『ビッグコミックスピリッツ増刊IKKI』(2003年から『月刊IKKI』)を立ち上げ編集長に就任。同誌休刊後の2014年に小学館を退社し、漫画&展覧会を扱う「ブルーシープ」を立ち上げる。その後、WEB漫画を企画・制作する「ワイラボジャパン」に代表取締役として参加するが2020年1月退社、2020年7月「部活」を設立。主な担当作品に『伝染るんです。』『サルでも描けるまんが教室』『東京大学物語』『月下の棋士』『Sunny』『Levius』など。
小川 剛OGAWA Tsuyoshi
京都精華大学 マンガ学部キャラクターデザインコース准教授
マンガの学芸員としてマンガの制作過程に迫る展覧会やイベントに関心があり、京都国際マンガミュージアムをはじめ、ポンピドゥー・センター(フランス)、ジャパンクリエイティブセンター(シンガポール)、熊本市現代美術館、湯前まんが美術館での展覧会企画、合志マンガミュージアム、高知まんがBASEの設立に携わる。
教育面では美術科教育におけるマンガの指導案構築や国内外問わずマンガの作画教室・ワークショップにも従事。
また企業・自治体から依頼を受け、イラストレーションやキャラクターデザイン、パッケージデザイン等も制作する。
荻野 健一OGINO Kenichi
メディアプロデューサー。京都芸術大学芸術学部キャラクターデザイン学科教授(マンガ史・キャラクターデザイン概論など)デジタルハリウッド大学大学院名誉教授。
アートディレクターとして企業のロゴマークやキャラクターデザインなどを手掛けたのち、食品メーカーやシンクタンクで商品開発やマーケティング活動に従事し、テレビ局で番組企画やアニメ企画のプロデュースを行う。デジタルハリウッド大学院では、日本のコンテンツの海外展開の可能性を探り、地域と世界を結びつけるため10年ほどトキワ荘大学などのプロジェクトを推進している。
京都芸術大学では、日本文化とマンガというメディアの相関性を中心に研究を行っている。
小沢 高広(うめ)Ozawa Takahiro(Ume)
漫画家
二人組漫画家”うめ”のシナリオ演出担当。
代表作は、ゲーム業界を描いた『東京トイボックス』シリーズ。他に沖縄の離島で都会出身の子がiPhone片手にサバイバルする『南国トムソーヤ』、1970年代シリコンバレーの群雄割拠を描く『スティーブズ』(原作:松永肇一)、育児ハックエッセイ『ニブンノイクジ』など。現在は、日本の第一次南極観測隊 × 獣人をテーマにしたヒストリカルSF『南緯六〇度線の約束』を小学館ビッコミにて連載中。また小沢は『劇場版マジンガーZ / Infinity』『LAZARUS ラザロ』(渡辺信一郎監督)などアニメ等の脚本もつとめる。
風間 美希KAZAMA Miki
イベントプロデューサー・キュレーター
六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ、TOKYO NODEのイベントプロデュースや都内でのアーティストと協働による展覧会キュレーションに携わる。
主な展覧会に、セーラームーン展(2016)、藤子不二雄A展(2017年)、セーラームーンミュージアム(六本木ミュージアム 2022年)、水木しげるの妖怪 百鬼夜行展(2022年)、水木しげる記念館リニューアル(2024年)、火の鳥展(2025年)など。
川俣 綾加KAWAMATA Ayaka
漫画・アニメライター
福岡県出身。編集プロダクションを経て2012年から漫画・アニメ分野の企画・ライティング・編集を行うフリーランスとして活動中。
岸田 尚KISHIDA Taka
天使画家・ーコマ漫画家.
絵画展入賞・個展多数。本の表紙・フライヤー・ポスター等も手掛ける。
著書に『日々は過ぎてーDays went by』『Kissy’s portraits52人による”岸田尚”肖像画競作集(編集)』など。
現在『岸田尚ーコマ漫画』をトーキング・ヘッズ叢書(アトリエサード刊)にて連載中。
宝塚歌劇団・演出家の岸田辰禰、宝塚歌劇団・娘役の浦野まつほ、ジャーナリストの岸田吟香、画家の岸田劉生を親族に持つ。
倉持 佳代子KURAMOCHI Kayoko
京都国際マンガミュージアム学芸員
2008年より京都国際マンガミュージアムの研究員として入職。現在は学芸員として同館に在職。主に少女マンガ・エッセイマンガに関心を寄せ研究を続ける。館で展示イベントを企画する傍ら、コラムやエッセイなどの執筆業も。共著に『かわいい!少女マンガ・ファッションブック 昭和少女にモードを教えた4人の作家』(立東舎)など。
黒木 貴啓KUROKI Takahiro
仮面とマンガに関心の強いライター/編集者
1988年生。
コルシカcorsica
イラストレーター、漫画家
東京都中野区生まれ。幼少期から中野ブロードウェイにある「まんだらけ」で漫画ばかり読んで育つ。2010年よりイラストレーター、漫画家として活動開始。日本漫画家協会会員。
代表作「学習まんがアフォーダンス」
小禄 卓也KOROKU Takuya
株式会社ナンバーナイン取締役CXO / 編集者 / 京都精華大学ゲスト講師
1985年兵庫県生まれ。人材会社での広告制作を経て編集者としてのキャリアをスタート。その後スタートアップのディレクターとして参画し動画コンテンツを制作した後、2016年11月に漫画好きの友人らとナンバーナインを共同創業。現在は社内外のコミュニケーション戦略や組織戦略全般を担当する。好きな漫画は『うしおととら』『なにわ友あれ』『スピリットサークル』『神々の山嶺』『違国日記』。
X: https://x.com/coroMonta
中山 淳雄NAKAYAMA Atsuo
エンタメ社会学者
事業家(エンタメ専業の経営コンサルRe entertainment創業)やベンチャー企業役員(Plott、ファンダム)をしながら、研究者(早稲田博士・慶應・立命館大研究員)、政策アドバイザー(経産省コンテンツIPプロジェクト主査、内閣府知財戦略委員)などを兼任し、コンテンツの海外展開をライフワークとする。以前はリクルート・DeNA・デロイトを経て、バンダイナムコスタジオ・ブシロードで、カナダ・シンガポールでメディアミックスIPプロジェクトを推進&アニメ・ゲーム・スポーツの海外展開を担当。著書に『クリエイターワンダーランド』『エンタメビジネス全史』『エンタの巨匠』『推しエコノミー』『オタク経済圏創世記』など
橋本 博HASHIMOTO Hiroshi
合志マンガミュージアム館長
熊本県合志マンガミュージアム館長。
尚絅大学現代文化学部客員教授。NPO 法人熊本マンガミュージアムプロジェクト(クママン)代表。著作「教養としてのマンガ」(扶桑社新書)
早川 公HAYAKAWA Ko
東京大学先端科学技術研究センター特任准教授
1981年宮城県生まれ。4歳から週刊少年ジャンプやマガジンを愛読。博士(国際政治経済学)。応用人類学の立場から、ビジネスや公共領域でフィールドワークやエスノグラフィ(分析)という文化人類学の主要な理論や方法を社会問題解決に適用する方法を構想している。著書に『まちづくりのエスノグラフィ』(春風社、2018年)や『ディープ・アクティブラーニングのはじめ方』(共著、春風社、2023年)など。また、NPO法人“矢中の杜”の守り人理事、株式会社ePARA SDGs顧問など、プロボノ活動も展開している。
林家けい木HAYASHIYA Keiki
落語家
埼玉県出身
2010年、林家木久扇に入門し、この3月に「林家木久彦」として真打昇進。現在週刊少年ジャンプで連載中「あかね噺」の落語監修を務める。
この度はとても光栄なお役目をありがとうございます。この100選はいずれの作品も僕が生まれる前に完結しているものばかり。正直、始めは「過去の名作にレビューするなんておこがましい」とも思いましたが、考えてみれば本業の落語は100の作品よりも以前に作られたものが多くを占め、そんな噺を自身の解釈や演出で高座では扱っています。となれば、落語家としての活動と同じことと思いお受けしました。再読したもの、本件をきっかけに初めて触れたもの、とにかく楽しい時間でした。
原田 高夕己HARADA Takayuki
漫画家
伝説のバンド「たま」の元メンバー石川浩司氏原作『「たま」という船に乗っていた』(双葉社・刊)の作画担当。トキワ荘商店街の元ボランティアスタッフ。
筆谷 信昭FUDETANI Nobuaki
日本映像翻訳アカデミー(株)取締役, LA現地法人代表
1966年生まれ、物心ついた頃から昭和の漫画にどっぷりとハマって、少年漫画はもちろん少女漫画、青年漫画も幅広く愛読して今に至っております。特に好きな作品は「火の鳥」「エースをねらえ!」「ヒカルの碁」「風雲児たち」など。本業の中で、日本の漫画やアニメの翻訳にも関わり、海外との繋がりも深いです。トキワ荘の先生方の作品にも長く深く親しんできており、この歴史を次世代に世界に伝えてゆくことにも貢献してゆければと願っております。
まんがたり 前田Mangatari Maeda
株式会社まんがたり 代表取締役・編集
株式会社まんがたりの代表をしています。昔からマンガが好きで、マンガ家の役に立つ会社を作れたらと思って起業しました。現在はコミックシーモアやLINEマンガなどの会社と提携して連載マンガを編集者として制作しています。マンガの次に歴史とゲームが好き。
御子柴 雅慶MIKOSHIBA Masayoshi
MANGA ART HOTEL オーナー
新卒で楽天株式会社に入社。在籍時は営業部社員全体の500人中広告営業成績が全国1位となる。アジア進出の要であった楽天シンガポール立上げに参画後に退職し、「株式会社dot / dot inc.」を設立。これまでにNHK・TBS、日テレ、新聞雑誌などの様々な400媒体で取材を受ける。2022年に小学館と資本業務提携を行い、BOOK HOTEL神保町、MANGA ART ROOM神保町、BOOK HOTEL京都九条、MANGA ART HOTEL馬喰町をオープン。国内客だけではなくインバウンド旅行者も対象にビジネスを行い漫画を世界に広げる動きに携わっている。
みさき 絵美MISAKI Emi
マンガ司書
司書として公共図書館やマンガ専門図書館に勤務し、展示やイベントにも関わった。現在はマンガのアーカイブに携わりながら、新聞でのマンガコラム、WEBニュースサイトでの同人誌レビュー等の活動も行う。
迎山 和司MUKAIYAMA Kazushi
大学教授・マンガAI制作者
1968年兵庫県生まれ。 博士(美術)。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディアアート領域修了。1998年カリフォルニア大学サンディエゴ校芸術電算研究所客員芸術家。2003年公立はこだて未来大学講師(のち准教授をへて2025年3月まで教授)。2016年パリ東大学客員講師。2000年プリ・アルス・エレクトロニカ.net部門入賞(リンツ)、2011年FILE2011作品選出(サンパウロ)、2022年池袋アートギャザリング公募展漫喜利部門奨励賞(東京)。創造行為の情報処理に興味を持ち、AIに絵を描かせることを通して、ヒトの認知的特性を調査し発表している。
森尾 貴広MORIO Takahiro
大学教授
関東のとある大学の教授。授業でSF思考とマンガストーリーメイキング手法を活用した課題解決型ワークショップを実施している。オンラインでの授業・講演・打ち合わせは二次元のすがたで行っており、そちらの方が世に知られているかも知れない。参与観察のためCGイラスト集や3Dモデルを作成しリアル・バーチャルな同人誌即売会に参戦しているが、データは順調に集まるものの、全く売れずに頭を抱えている。
山辺 哲識YAMABE Satoshi
弁護士
デザイン、イベント、映像等のクリエイティブ領域の依頼者の支援に特化した弁護士。アトリエ法律事務所所属。並行して、イマーシブシアター等の体験型コンテンツのプロデューサー業務を務める。年間数百冊の漫画を読む。
Renato Rivera Rusca (レナト・リベラ・ルスカ)Renato Rivera Rusca
立教大学、明治大学 兼任講師(「漫画文化論」、「アニメーション文化論」など担当)
ペルー生まれ、イギリス育ち。2003年にスコットランドのスターリング大学で日本研究専攻で卒業し、大阪大学と京都大学大学院で日本のサブカルチャーと社会に関する研究実践やドキュメンタリー制作を博士課程で行った。専修大学、早稲田大学、京都精華大学マンガ学部などで講師を務めるほか、京都国際マンガミュージアムの発足当初から数多くのポップカルチャー関連プロジェクトに参加。地域活性化事業の一環としてアニメーションの国際共同製作企画に携わった後、現在は明治大学、立教大学そして成城大学で大衆文化や社会におけるメディアの役割などについて複数の科目を担当している。近年の日本語執筆文献に『山根公利モノGRAPH サンライズ編』にて「日本の「メカアニメ」の位置づけ、海外の観点から」、そして『巨大ロボットの社会学:戦後日本が生んだ想像力のゆくえ』にて「海外におけるロボットアニメ事情:アメリカを中心に」が担当章。
鷲谷 祐也WASHITANI Yuya
株式会社FUNDOM!イベント企画開発グループGM
漫画作品の海外発信、広告利用等、各種マネジメント業務を経て当職に。企画立上げから商品・周辺企画に至るまでイベント企画全般を担当。
主な実績に大ベルセルク展、 地上最強刃牙展ッ!、 桂正和展、暁のヨナ展、成田美名子原画展、 清水玲子原画展、平野耕太★大博覽會など。
漫画家集団「ぽけまん」や、 旧尾崎テオドラ邸ギャラリーのお手伝いもさせていただいております。
鷲谷 正史WASHIYA Masasi
目白大学メディア学部准教授
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学専攻修了。早稲田大学大学院助手、東映アニメーション研究所所長代理などを経て、現在目白大学メディア学部メディア学科准教授。専門は、コンテンツ産業、エンターテインメントビジネス、コンテンツツーリズム。トキワ荘通り「夢の虹」イベントに立ち上げ時から学生と共に参画。